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猫と梟と私のお話【HQ R18】

第1章 始まりは突然に




「初めて……だったのに……キスも、それ以外も……全部、初めて……だったのに……」


私はボロボロと涙を流した。
だんだんと自分が惨めな気持ちになり、拒めなかった自分を悔やんだ。

「初めては、ちゃんと好きな人とって……彼氏とちゃんとって……クロも、知ってたくせに……クロの、ばか……」



ただの八つ当たりじゃないか。
言いながら、そう思った。

別にクロは悪くない。
クロは来る者拒まずだし、今回のこともいつもの子たちにするのと同じ感覚だったはず。
違ったのは私の気持ちだけ。

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