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猫と梟と私のお話【HQ R18】

第1章 始まりは突然に




「やっ、クロっ……だ、めっ……それ、ダメっっ!」
「なに? 聞こえなーい」
「やっ、やっ……ムリ、なんか……変、やぁっ……」


私は頭を左右に振りながら、胸元へしゃぶりつくクロの頭を押し返すとは気持ばかりで、結局は力が入らずにただ手を添えているだけ。


「こんなビンビンにして、やらしい女」
「やっ、やっ、クロ……クロっ……っっ!!」


込み上げてくる何かは限界を迎え、全身に電気のようなものが走り目の前がスパークしたかと思えば、一気に気だるさが襲う。


自力では立っていられず、壁越しにズルズルと腰を下ろしたが、それでも尚全身の気だるさは取れない。

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