第6章 デートのお相手は?
審神者『?』
燭台切「あーもう・・・薬研くんが思わずキスをした気持ちがよくわかったよ。確かにこれは、主が悪いね」
言っている意味がわからないくて首をこてんっと傾けた審神者の姿に苦笑いを浮かべ、燭台切はギュッと審神者を抱きしめた
審神者『///み、みっちゃん?なに?どうしたの?』
頭を胸板に押し付けられ身動きの取れない審神者は、それでも突然の燭台切の行動が理解出来なくて必死で顔を上げようと試みていた
燭台切「今顔を上げるとキス、してしまうよ?」
審神者『///それは・・・だめ・・・』
耳元で囁かれたとびきり優しい声音に、心臓がドキリと小さく跳ねた
審神者は暴れるのをやめ燭台切の胸板に頭を押し付け大人しくした
燭台切(参ったな・・・本当にキス、したいな・・・)
腕の中で暴れていた審神者を大人しくさせようと冗談で囁いたつもりが、体重を掛けてくる仕草が思いのほか可愛らしくて、燭台切は苦笑いを浮かべるしかなかった
山姥切「///い、いい加減主を離せ、燭台切!」
顔は見えなくても、全身を真っ赤に染めた審神者が燭台切の腕の中で大人しくなった姿に山姥切はムッとしていた
燭台切「あれ?山姥切くん、嫉妬かい?カッコよくないねー《主・・・続きは今度2人っきりの時にね・・・》じょーたんだよ」
みんなに聞こえないようにそっと囁いた燭台切は、最後にぎゅぅと腕に力を込めて審神者を抱き締めてから腕を離した