第6章 デートのお相手は?
一期「乱・・・」
乱「いち兄!ただいま!」
遠慮気味に声をかけた一期に満面の笑みを返し、乱は元気よくその身体にしがみついた
一期「うわっ!主の前ではしたないですよ、乱。おかえり。主、本当にありがとうございました」
審神者『本当に一期は真面目ね。そんなにかしこまらなくていいのに・・・みんなにも帰ってきたこと教えてあげて』
屈託のない乱の笑顔にほっとした一期の顔も、また安堵感で穏やかな笑顔になっていた
一礼した一期たちを見送る審神者の顔も穏やかな笑顔だった
審神者『お待たせ。まんばちゃん、これ運んでくれる?』
山姥切「なんだ?これは」
審神者『見ちゃダメ。今はまだ内緒~』
渡された箱を開けようとする山姥切の手を止め審神者は悪戯っ子のように微笑んだ
山姥切「・・・また何か企んでいるのか・・・」
審神者『人聞きの悪いこと言わないで!別に何も企んでないもん!一緒に楽しいことしようと思ってるだけだもん!』
山姥切「///そうか・・・あんたが楽しいなら、それでいい」
ぷーっと頬を膨らませ上目遣いに睨んでくる審神者が可愛くて、山姥切は赤くなった顔を隠すように布を深く被った