第5章 ご褒美は俺が!!
蛍丸「本当!やったね」
明石「しゃーないなー大人しくお留守番するか」
愛染「国行はいつでも《大人しくお留守番》じゃないか」
明石「働かへんのがうちの専売特許ですから」
審神者『うん、ちゃんと働いてね。ほたちゃん、愛染、明石が内番サボったらお弁当抜きでいいからね』
明石「それはないわー」
元気な笑い声が本丸中にこだまする
審神者『今剣ちゃんは?決まった?』
今剣「ぼくはあるじさまのつくったほっとけーきがたべたいです!」
審神者『ホットケーキ?分かったわ。10段重ねで今剣ちゃんの大好きなフルーツと杏ジャムのトッピング付きね』
今剣「わーい。岩融、ききましたか?10だんですよ?すごいです!」
包丁「今剣だけずるい!俺も食べたいんだな!」
五虎退「ぼ、僕も食べたいです」
小夜「・・僕も食べたいです・・・」
飛び跳ねて喜ぶ今剣を、他の短刀たちは羨ましそう見ていた
審神者『ん~困ったな~鬼ごっこのご褒美なんだけど・・・分量間違えて作り過ぎちゃったら食べていいわよ?』
薬研「大将・・・それ、作り過ぎる気満々じゃないか」
審神者『間違えたら、よ?始めから多く作るわけじゃないわ。あれ?薬研は間違えて作っちゃっても食べないの?』
にこにこと笑いながら短刀たちの人数を数える卯月は、明らかに確信犯だった