第5章 ご褒美は俺が!!
審神者『五虎ちゃん、虎くんたちも一緒においで』
五虎退「と、虎くんたちにもあるのですか?ありがとうございます」
それぞれに合った色の飾り紐を、髪に腰に腕に付けていく
審神者『鵺くんは尻尾?でいいかな?お供ちゃんは首ね・・・ん、可愛い』
獅子王「サンキュー、主。鵺も喜んでる」
お供の狐「私めにまであるとは・・・ありがとうございます!鳴狐鳴狐!似合いますか?」
鳴狐「ありがとう・・・似合う・・・」
興奮した様子で鳴狐の周りをぐるぐる回る狐はとても可愛らしくて自然と頬が緩んでしまう
薬研「主のは無いのか?」
審神者『私?作ってないわ。だってこれは戦闘に出るみんなのお護りだから』
厚「けど、そこに余ってるぜ?」
卯月の傍らには、可愛らしいピンクと澄み切った空のような青い2本の飾り紐
審神者『これは本体に戻ってる乱ちゃんの分と・・・試し編みした分よ。そ、それより今剣ちゃん、貞ちゃん、薬研、ご褒美は決まった?』
飾り紐をポケットに入れると、審神者は不自然なほどわざとらしく話題を変えた
薬研(ん?誤魔化したか?)
わずかな違和感に首を捻ったが、その思考は明るい太鼓鐘の声に遮られてしまった
太鼓鐘「俺はピクニックだな!みっちゃんと鶴と伽羅を連れて一日のんびりしたい」