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苧環が咲く隣に【刀剣乱舞】

第5章 ご褒美は俺が!!




薬研「リハビリがてらか・・・大将も考えたな。ちゃんと《審神者》らしくなってきたじゃないか」

審神者『///な・・・子供扱いしないでよね。《らしく》って何!私ちゃんと審神者だもん。薬研の意地悪!主命です!一期、喰ちゃん、一番に薬研を捕まえてね』

頭を撫でる薬研にプーと頬を膨らませ、上目使いに睨みあげた

薬研「そりゃないぜ、大将。俺も大将のご褒美が欲しいんだけどな」

審神者『一期と喰ちゃんから逃げ切ったらね~デートでも何でもご褒美あげるわ』

薬研(うわっ、可愛い・・・)

瞳を閉じべーっと舌を出した卯月の顔がたまらなく可愛く、薬研の心臓はドキドキしてしまった



五虎退「や、薬研兄さんと主さん、仲いいですね」
平野「いち兄の方がお似合いですけどね」
後藤「薬研は身長がないからな~」
信濃「《デート》じゃなくて、兄弟で《お出かけ》って感じですね」
厚「どんまいだな!薬研」

薬研「おいおい、全部聞こえてるぜ?こうなったら何がなんでも逃げ切って大将と現世でデートしてやる」

拳を握り締め宣言した薬研は、惚れ惚れするほどの男っぷりだった





こうして本丸の全刀剣男士を巻き込んだ大鬼ごっこは《遊び》ではなく《本気》で始まった







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