第5章 ご褒美は俺が!!
審神者『ん~・・・そんなことないない。大体、《女》って理由だけで襲うほど飢えてないでしょ?みんなイケメンだし?花街でモテモテだって聞いたわ』
歌仙「な!何故そんなことを知って!」
審神者『審神者の情報網を舐めてはいけませーん。別に監視してるわけじゃないけど、あんまり羽目を外しては、って理由で多少の行動は耳に入ってくるようになってるのよね。例えば、一昨日川柳のお師匠さんに言い寄られていた誰かさんとか?昨日茶店でデートに誘われてたのもうちの刀剣だったって話よね?』
慌てる歌仙の後ろには頬を引き攣らせた加州がいた
加州「あ、あれは向こうが勝手に誘ってきただけで、歌仙の旦那みたいに興味があるわけじゃないから!」
歌仙「な!僕だって別に誘われたわけじゃないですよ!あれは歌の稽古の話をしてただけです!」
審神者『別にいいじゃない、デートくらい。付喪神といえども人の身を持ったんだから、楽しいこと、沢山経験して欲しいもの。あ、花街に遊びに行くのも別に構わないけど、素人相手に遊びはダメよ?そこは私が痛ーいお仕置きをしちゃうんだから』
悪戯っぽく笑った審神者に歌仙と加州は何も言い返せなかった