第5章 ご褒美は俺が!!
刀剣として護るべき審神者とは別に、女性として護りたい
そんな恋心を自覚し始めた一期の気も知らず、弟たちは嬉しそうに一期と審神者を見守っていた
そして、審神者もまた一期の気も知らず身体を必要以上に気遣う
まるで恋人のように・・・
審神者『疲れてない?少し休憩する?あ、お茶にしましょうか』
前田「お茶なら僕が入れます」
平野「お茶菓子もあります」
一期「身体の方は、大丈夫です。それよりも主・・・もう傷も直りましたし、そろそろ稽古を始めたいのですが・・・このままでは身体がなまってしまいます。いつ何時時間遡行軍が現れるとも限りません。今日から皆さんと手合わせをしたいのです」
審神者『手合わせ、ねぇ・・・んー今日は全員本丸にいるわね・・・わかったわ。だけどいきなり手合わせはダメ。準備運動しましょ。今剣ちゃん、五虎ちゃん、全員をここに呼んできてくれる?』
前田「僕たちも行ってきます。平野」
平野「あ、はい。行ってきますね」
一期「急がなくていいですからね。主の方こそ疲れていませんか?男と同じ寝所では、気が休まらないのではありませんか?私もそろそろ自分の部屋で・・・主?」