第5章 ご褒美は俺が!!
薬研「そうか・・・(あの涙の跡は・・・)わかった。幸い大将は小さい子が好きらしい。弟たちはいい癒しになるだろう。それよりいち兄。もうそろそろ本当に休んでくれ。せっかく大将が寝込むほど霊力を注いでくれたんだ、起きてたら意味がない」
一期「ああ、わかったよ。あ、薬研。主が起きたら私を手入れ部屋に入れるよう言ってくれないか。どうも完全に良くなるまでこの部屋で一緒に寝かせる気らしいんだ。隣とはいえ、主と一緒の部屋というのはどうも・・・おまけに主は女性ですから」
薬研「そこは気にしなくて良いとおもうぜ。大将はいち兄、というよりも男に大して警戒心の欠片もないらしいからな」
一期「それは・・・困った方ですね。主はとても美しい妙齢な女性。刀剣とはいえ私たちは《男》ですから少しばかりは警戒して頂かないと」
薬研「そこら辺の教育は歌仙の旦那あたりに諭して貰うのがいいんじゃないか?後で相談しとく。ほら、もう寝てくれ」
一期「わかりました。おやすみ、薬研」
布団を被せられた一期はあっという間に眠りについてしまった
薬研(やっぱり無理をしてたんだな・・・いち兄には悪いが、当分大将の霊力で満ちたこの部屋に居て貰うが一番だな)