第5章 ご褒美は俺が!!
審神者『///ありがとう、薬研・・・あ、着替えは浴衣がいいわ。傷の手当もしやすいし身体も拭きやすいから』
平野「浴衣、ですか・・・いち兄は浴衣なんて持ってないですね」
審神者『そっかー・・・あ!そうだ!んっと・・・あった!』
ゴソゴソと荷物を探っていた審神者が差し出したのは、一着の男物の浴衣だった
薬研「それは?」
審神者『前に学校で作ったの。着てくれる人もいなかったんだけど捨てられなくて・・・一期の背丈にちょうど合うはず』
浴衣は一期のために作ったように、着丈も色合いもピッタリだった
薬研「改めて見ると、いち兄って悠月に似てるよな・・・」
身長も体型もほぼ同じ
優しい雰囲気も仲間を護る強さもよく似ていた
審神者『そう?』
《悠月》の名に動揺を隠しながら審神者は一期の身体を清めていく
薬研「ちょ、ちょっと待ったー!そこはいい!」
審神者『ん?なんで?全身拭いた方が気持ちいいじゃない』
審神者が手にかけたのは一期の下着
薬研「や!確かにそうなんだが・・・さすがにそれは勘弁してやってくれ」
躊躇いもなく下着を脱がそうとする審神者を薬研は必死で止めた
ぷーっと膨れた審神者に苦笑いし浴衣を着せる手伝いをする