第5章 ご褒美は俺が!!
平野が植えた北の椿
包丁が植えた南の向日葵
そして東に桜草を植えた乱
前審神者の所業に沸いた殺意は、乱を闇に堕とす寸前だった
草花を抜き悠月の霊力の残る勾玉を回収する最中、時間遡行軍に襲われた卯月
身を呈して審神者を護った一期は瀕死の重症となってしまう
破壊寸前の一期の本体に霊力を惜しまず注ぐ姿に、《必ず護ろう》と心に誓い直す刀剣たちだった
刀剣たちに卯月が与えた真名《心を縛る言霊》
・平野藤四郎・・・椿の名《素白(そはく)》
・包丁藤四郎・・・向日葵の名《初似合(ソニア)》
・一期一振・・・・あやめの名《水天(すいてん)》
・乱藤四郎・・・・桜草の名《神楽(かぐら)》