第4章 炎に、堕ちる・・・
審神者『全員戦闘体制!西の六体とは別に時間遡行軍が現れるわ!第三第四部隊は西に現れた時間遡行軍の殲滅に向かって!和泉守、蛍丸、絶対に無理はダメよ。《危険》と判断したら直ぐに撤退して!』
和泉守「ああ、まかしとけ!」
蛍丸「心配いらないよ」
隊長二人は審神者に軽く答えると、部隊員を連れて西の結界へと向かった
山姥切「心配ない。あいつらは強い」
心配そうに和泉守達の後ろ姿を見送る審神者に、山姥切は優しく言い切った
審神者『そう、ね・・・信じなくちゃね。総員出撃!』
「「「おお!」」」
審神者(みんな怪我しないで・・・)
現れる敵を次々と殲滅していく刀剣たちを見守りながら、心の中で祈っていたその時
一期「主!危ない!」
物陰に隠れていた時間遡行軍の槍一体が審神者に切りかかってきたのだ
とっさに一期が審神者との間に割り込み、刀で防いだが防ぎきれない
一期(このままでは・・・)
次の一撃が審神者の身体を貫く、そう判断した瞬間、一期は審神者を抱き寄せその身体を盾にした
審神者『一期!!』
「「「いち兄!一期!」」」
槍が一期の身体を貫いた瞬間、手にしていた本体にヒビが入った