第4章 炎に、堕ちる・・・
朱雀「ずるいよね卯月は・・・こんな時だけ命令するんだから。俺たちはいつでも卯月を心配することしか出来ないってのに」
白虎「卯月は優しいからな。自分の出来ることは、どんなに困難でもやろうとする。それが卯月の《強さ》なんだろうが・・・」
青龍「少しは心配する方の身にもなればいいんだ」
不機嫌そうに結界を睨む青龍に、朱雀と白虎は顔を見合わせ黙って苦笑いを浮かべた
審神者『そうね・・・一期一振、信じるものの幸福を願う心優しい刀剣。あなたにあやめの名《水天(すいてん)》を与えます。その凛とした心で皆を守りなさい』
一期「主・・・申し訳、ありません・・・より一層の忠誠をお誓いいたします」
しばらくして正気の戻った一期は審神者の前に跪き頭を垂れた
審神者『それは嬉しいわね。一期、無理しちゃダメよ?お兄ちゃんだって甘えてもいいんだから』
一期「///あ、主・・・はい、では・・・甘えさせていただきます」
審神者『え?ちょ、一期!///』
目の前にある一期の頭を優しく撫で諭すと、突然跪いたまま抱きしめられた
《甘えても良い》と言った手前突き放すことも出来ず、審神者は仕方なく頭を撫で続けた