第4章 炎に、堕ちる・・・
審神者『あーそれは大丈夫。一期が闇堕ちする原因はわかってるから。一期は優し過ぎるのよ。弟たちが大切で仲間たちが大好きで、この本丸を、審神者(悠月)が残したここを護りたいだけなのよ。何物に代えてもね』
薬研「だけどそれがなんで闇堕ちする原因なんだ?」
審神者『護りたかった審神者(悠月)が死ぬ原因を作ったのが一期だから、でしょ?』
三日月「なぜそれを・・・」
隠していたつもりはない
ただ、あえて誰も口にしなかった一期の後悔
審神者『さっき一期の身体に触れた時、一期の後悔の念が強く流れ込んできたの。だから・・・私が望むことを邪魔しないで、《蒼》』
静かだが有無を言わさぬ声に青龍は跪き頭を下げる
青龍「・・了承した・・・」
玄武「言い出したら聞かないのはいつものことだが・・・そやつの浄化が終われば、我の結界内で療養してもらうぞ」
審神者『それもダメ、聞けない。ごめんね、玖琅。あと2つ、勾玉を浄化してこの本丸を護ってからじゃなきゃ聞けない、だから、今すぐ結界を貼りなさい《玖琅》』
審神者が強く命令すると同時に、審神者と一期を玄武の結界が包みこんだ