第3章 誰よりも大切な君
朱雀「今更・・・悠哉に会えば卯月は・・・やっと立ち直ったのに・・・」
青龍「大丈夫だ。卯月は強い。それに俺たちがついている。例え悠哉と共に闇に堕ちてしまったとしても必ず救える」
半年前
悠哉が急死した知らせを受け取った卯月は、悠哉を審神者に任命した政府を憎み、悠哉を守れなかった刀剣たちを怨んだ
そこから立ち直り卯月はここにいた
朱雀「あんなに慕われてるのに、卯月はまだ・・・するつもりなのかな・・・」
視線の先には審神者の身を心配する刀剣たち
小さく呟いた言葉は誰にも聞こえなかった
審神者『みんな・・・心配かけて、ごめんなさい・・・』
気がつけば泣きながらしがみつく短刀たちと心配そうな面々
五虎退「あ、あるじさま〜」
今剣「いなくならないでください」
愛染「心配させんなよな」
三日月「心配させないでくれ。主を失うのは二度とごめんだからな」
小狐丸「ぬしさまに怪我がなくてよかったです」
大倶利伽羅「それにしても、桁外れの霊力だな」
石切丸「主は力のコントロールを覚えなくてはいけないね」
和泉守「ああ、情緒不安定な子供みたいだな」
堀川「兼さん、それ言い過ぎですよ。身体は少し幼そうですけど、ちゃんとした女性なんですから」
燭台切「そうだね、年頃の女性に比べて少し発育が・・・」
山姥切「お前たち!何処を見て言っている///」
鶴丸「癇癪の度にこれじゃあ、本丸は内側から崩壊だな」
髭切「ここもまた、賑やかになりそうだね」
膝丸「兄じゃ、これは賑やかじゃなくて騒がしいだ」