第3章 誰よりも大切な君
鯰尾「あんなに笑ってる薬研見るの、久しぶり」
骨喰「兄弟も、笑っている・・・」
一期「ええ・・・みんな、とても楽しそうです。鯰尾、骨喰、後できちんと主に謝りましょう」
卯月を主と認めた一期たちは、改めて忠誠を誓うと決めていた
小さな卯月『ごちそうさまでした! 』
薬研「お、大将偉いな。全部食べたのか。じゃあ次はお片付けだな」
薬研の後ろに付いて歩く姿はまるで子がものよう
燭台切「随分と薬研くんに懐いたんだね。今日は主のためにプリンを作ってあげようね」
小さな卯月『わぁーい!みっちゃんだいすき〜』
目線を合わせ頭を撫でた燭台切の首にしがみつく小さな卯月に全員の頬が緩みっぱなしだった
小狐丸「小さなぬしさまも可愛らしいですが、いつまで小さいままなのでしょう」
庭で短刀たちと遊ぶ卯月を見ながら小狐丸はため息をついた
三日月「主の霊力は底なしだと四神が言っておった。ははは、案外遊んでいる間に元に戻・・・」
突然黙り込んだ三日月に眉根を寄せた時
???『きゃーー! 』
本丸中に響いた突然の悲鳴に、縁側にいた小狐丸・鶯丸だけでなく部屋にいた刀剣たちも縁側に集まってきた
五虎退「///あ、あるじさま!」
今剣「///みんなでおまもりします!」
平野「///な、何か着るものをお持ちします!」