第3章 誰よりも大切な君
えーとか、めんどくさいーとか言う卯月をなんとかなだめすかし、パンツとスカートを履かせて脱げないように端をくくって一息ついた
薬研(///つ、疲れた・・・)
小さな卯月『どうしたの?やげん?つかれた?よしよし』
げっそりと座り込んだ薬研の頭を小さな手が撫でる
薬研「大将は、優しいな。よし!ご飯に行くぞ」
優しい仕草に癒された薬研は卯月を抱き上げ広間に向かった
鶴丸「薬研・・・こりゃ驚いた、隠し子か?」
さっそく寄ってきた鶴丸が薬研をからかう
小さな卯月『わぁ、まっしろ!きれー』
薬研「そんなわけあるか!大将だ。昨日霊力を使い過ぎた結果らしい。鶴丸は悪戯好きだから近づいちゃダメだからな?」
小さな卯月『 はーい!』
右手をめいっぱい挙げて素直に返事をする卯月が可愛くて自然と頬が緩んでしまう
五虎退「あ、あるじさま、可愛いです」
乱「髪の毛真っ赤で綺麗ね」
加州「主~瞳は俺とお揃いだね」
集まってきた加州と短刀たちは、小さくなってしまった卯月に大はしゃぎしていた
薬研「大将はお腹が空いてるらしい。ご飯を沢山食べるんだぞ。ほら、ほっぺたにご飯粒が付いてるぞ」
一生懸命にご飯を食べる小さな卯月と何かと世話を焼く薬研
微笑ましい光景に広間には穏やかな空気が流れていた