第7章 二人の山姥切
長義「俺は卯月の家所蔵の刀剣で政府に管理された刀じゃない。で、本霊に直接卯月が霊力を注いで顕現したわけだ。それからは常に卯月の傍にいた」
山姥切「常に?」
審神者『そう。いつでも一緒。お勉強して、稽古して、お風呂も寝るのも一緒』
「「「風呂?!!」」」
静かに審神者の話を聞いていたが《風呂》の二文字に全員が声を上げ長義を見た
長義「風呂は身を守るものが何も無いからな。な、なんだ?!」
正座のまま詰め寄ってきた山姥切たちに長義はたじろいでしまった
山姥切「先程も一緒に入ると散々駄々をこねていたが、本当に一緒に入っていたのか?」
小狐丸「なんと羨ましい・・・」
鶴丸「全身洗ってやってたのか?!」
三日月「俺は主に洗ってもらいな、素手で」
髭切「僕も素手で主を洗ってあげるよー」
膝丸「///あ、兄じゃ!」
審神者『・・・話、進まないよね?鶯丸・みっちゃん・岩融・膝丸、黙らせて』
小狐丸たちはそれぞれの保護者によって部屋の隅に引きずられて行った