第2章 主に従いなさい
玄武「いつまでいちゃいちゃと抱き合っているのだ。いい加減離れろ」
卯月『///い、いちゃいちゃなんてしてないもん!ちょっとびっくりした、だけだもん!変なこと言わないで!玖琅のばか!』
玄武「その割にまだ抱き合ったままだぞ」
卯月『ち、違うの!びっくりしただけで、撫でられて嬉しかったとか、抱きしめられて安心したとかじゃないから!』
卯月は慌てて薬研から離れ距離を取った
薬研「それは・・・嬉しいな(やけに素直で可愛いじゃないか。こっちが素か?やべっ、惚れちまいそうだ)」
本心ダダ漏れな卯月に、薬研の顔はニヤついてしまう
鯰尾「へー、キスが初めてって事は生娘って事ですよね?じゃあ俺が勝ったらその初めてをもらうって事でどうですか」
骨喰「兄弟がそう言うなら俺も同じでいい・・・」
突然聞こえてきた発言に卯月の涙は止まってしまった
卯月『確かに《なんでも言うことをきく》って言ったわよ?けど、そんな事を考えた事、後悔させてあげる!』
先ほどまでの可愛い表情から一変、卯月は鯰尾と骨喰を睨みつけた
卯月『一期一振!次はあなたが相手よ!どう教育したらこんな弟たちに育つのよ!ついでに鯰尾藤四郎!骨喰藤四郎!あなたたち2人も一緒にお仕置きよ!』
怒りに任せて言い放った瞬間
突然空が割れた!!