第7章 二人の山姥切
審神者『良かった・・・怪我はしてないみたいね。大丈夫って言うから行かせたのに・・・無茶し過ぎ・・・』
審神者(恥ずかしいなんて言ってられない・・・この審神者・・堕ちてしまったのね)
付喪神である刀剣たちにとって人間の血は穢れ
多少の穢れならば時間をかければ自身の治癒力で浄化出来るのだが、長義が被ったのは堕ちた審神者の血
力のある審神者ならば尚さらその穢れは濃い
出来るだけ早く清めなければ長義まで闇に呑み込まれてしまう
一番効率の良い方法は深く交わること
夜伽
交わることで穢れを審神者の体内に吸い上げ浄化してしまう
審神者(長義が相手でも流石にそれはないわ。少し時間はかかるけど・・・)
山姥切「///あ、主!」
突然上着のボタンを外し肌をあらわにさせた審神者に、山姥切たちは顔を赤らめ眼を反らせた
審神者「長義、頑張って。闇になんて取り込まれないで」
出来るだけ肌が触れ合うように、膝枕をした長義の身体を胸に抱き締め話かけた
玄武「卯月の周りに結界を張る、石切丸・太郎太刀・次郎太刀それと蛍丸、我らの依代となれ。我らはここを動けぬ」
朱雀「他の者は露天風呂に流れ込んでいる水を汲んで来て貰えるかな。あの水は癒しと同時に清めの効果もあるからね」