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氷帝恋物語★テニスの王子様

第1章 ~ATOBE KEIGO~


「あっ遅せーよ!!!あのさー…」


「さん聞いて下さいっ!!前よりサーブが入るようになったんです♪」


「岳人も長太郎も一辺に喋んな。が困ってんだろーが」


「フフッ、ありがと亮」


「いや別に…///」


「あれ~なんか宍戸顔赤くない?あっおはよー」


「ジロちゃんおはよう♪」


毎日繰り返される光景
俺の目に狂いはなかったはずなんだがこれだけは誤算だった


「(こんなにもコイツらが懐くとはな…)おいテメーら、さっさと準備しやがれ」


その声に渋々、の元から離れるレギュラー陣。俺はそれを確認すると、持っていたバインダーに目を通す


「ホンマにちゃんて人気者やなぁ?」


「…なんだ忍足」


隣に来た忍足に目も向けず、メニューを書き込んでいく


「いや、毎日毎日大変やなぁて」


「そう思うならテメェも手伝え。毎日一喝するこっちの身にもなってみろ」


「いやいや、せやなくて…跡部の顔がなんや怖いなー思て」


その言葉にペンを止める


「アーン?そんなのアイツらが煩くしなきゃすむ話だろうが」


「ま、そうなんやけど…」


「訳わかんないこと言ってねぇでさっさと行くぞ」


景吾はバインダーで忍足の背中を軽く叩くと、部室を出ていった


(理由はもっと他にあるんとちゃうかなーって話やったんやけどな…)


「何だよ侑士、スゲーニヤついてんぜ?」


「あぁ岳人、ちょっとな…」


「ホントだー忍足キメェ」


「いやいや…」


「おい忍足、そういうのマジでやめたがいーぜ?」


「………………」

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