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T・A・T・O・O ー彫り師ー【気象系BL】

第6章 白き手指で描かるる流線


翔は智の中を指で混ぜながら、自身の茎を擦り、先端から溢れた汁を指に纏わせた。

そこに智の茎が零す汁を混ぜ合わせ、智の菊門に塗り付けた。

指を引き抜き、智の両足首を掴んだ翔は、茎の先端を菊門に宛てがい、その奥へとゆっくり腰を沈めた。

「あ、あ、あぁ…っ…」

智の顔が苦悶に満ち、翔の腕を掴む手にも力が入った。

「これが欲しかったのだろ?」

根元までしっかり智の中へ埋め、智の息が整うのをじっと待つ。

…が、いくら翔でも、そう我慢が出来るわけもなく、ゆっくりと腰を振り始めた。

「心地はどうだ?」
「もっと…、もっと奥に…」
「こうか…?」

徐々に腰の動きを早め、更に引き抜いては突き上げるのを繰り返してやると、智の腰もそれに応えるかのように揺れた。

互いの肌と肌がぶつかる音と、荒さを増す呼吸の音だけが、互いの耳を通して脳まで蕩かして行くような気がして…

「気持ち…い…」

智の口から思わず歓喜の声が漏れ、翔は満足気に顔を綻ばせる。

「そうか、ならば、もっと可愛い声を聴かせておくれ」

翔は智の腕を引き、胡座をかいた自身の膝の上に乗せた。

「ひっ…、ああっ…、このように深くては…っ…、私…」

智は翔の腕を掴んでいた手を解き、自分よりも格段に逞しい肩に腕を回した。
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