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千銃士【Noble Master Project】R18

第9章 ラップ(R18)


Rapp side----

銃であった自分が貴銃士として目覚めさせられ
人の身体を得て、銃の時とは違う戦いに身を投じるのだと思っていた。

それが、まさか……自分の主人(マスター)をこうして抱くことになるとは。


銃の時とは違い、人間の身体には五感がある……だから、こうして交わると、五感が一層冴え渡り例えようのない快楽に包まれる。


それは
触れられることで得られるだけでなく

マスターの嬌声を聞き
マスターの紅潮した顔を見て
…マスターから溢れる甘露のような蜜を味わうことで

極限にまで高まるのだ。

(人の体は…実に興味深いものだ)

何度目かの絶頂を迎えたマスターはソファに寝そべったまま荒い息を繰り返していた。
蜜壷を攻め立てていた自分の指先は蜜で溢れかえり、肘にまで滴る程だった。

「はぁっ、はぁっ……ラップ……っ…」

「マスター……そろそろ…私を迎え入れて下さいますか」

「うん……うん、ラップ…の……早く…欲し……」

潤んだ瞳でねだるように見上げられ、いても経っても居られなくなる。

滾った自身は先走りの蜜に濡れ、醜くいきり立っていた。
これからこんなものをマスターの中へ入れるのかと思うと、罪深さに胸苦しくなる。

しかし、清らかでいつも優しく微笑むマスターが、醜悪なこの銃身を求めていると思うと更に興奮して今にも暴発してしまいそうになる。

「あぁ……マスター…優しくできないかもしれません…どうかご容赦下さい…っ」

「んぁっ……あぁぁっっ!!」

マスターの中へ入り、繋がった瞬間……例えようのない快楽が身体の底から湧き上がった。

何度も腰を打ち付け、律動を繰り返す度、その快楽は波となって打ち寄せてくる。

マスターを思う気持ちは「私だけのマスターであって欲しい」という醜い感情となり、その子供じみた独占欲が更にマスターの奥へと己を突き立てる結果となった。

私はいつでも冷静沈着、あの破天荒な陛下を完璧にフォローする副官のはずなのに。


(あなたが……あなたが、欲しくてたまらない)

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