千銃士【Noble Master Project】R18
第3章 イエヤス(R18)
「はぁっ、はぁっ…はぁっ……ぁ……」
(気を……遣ってしまった、のか…)
羞恥に耐えきれず、荒い呼吸を繰り返しながらマスターは腕で目を覆っていた。
「……マスター…」
「…はぁっ……はぁっ…見…ない…で……ぇ…っ」
「気にするな……顔を…見せてくれないか……」
「や……っ……恥ずか、しい……っ」
顔を覆う腕に触れると、びくっと怯えたように震えた。
「恥ずかしくなど…ない……俺は……むしろ、嬉しく思う……」
「……えっ…」
少し力の緩んだその腕を、そっと退かせた。
涙目の…あどけない顔がそこにある。
見れば見るほど、美しい人だと思う。
しばし見とれたイエヤスは、ふと笑みを零して告げた。
「あなたを悦ばせることができたのだとしたら……この上ない幸せだ」
「…っ……イエヤス……」
「マスター…つらくないのならばこのまま……俺の高貴さをあなたに…捧げたい」
それが何を意味するのか…お互いに理解していた。
黙って頷くマスターに、そっと口づけを落とす。
「このまま……いいか…?」
「……うん…」
イエヤスはボトムを下ろし、マスターの両脚を抱えた。
今までに見たことがないほどそそり立つ自分自身に驚きを感じながらも、暴れ馬をいなすようにそっと鈴口をマスターの中心へあてがう。
「ふっ…ぁ……っ」
敏感な部分に触れ、互いにぴくんと肌が跳ねる。
鈴口から溢れていた先走りの蜜と、マスターから溢れ出す蜜が絡まりあい、いやらしい水音が響く。
「あっ……ぁ……」
「……マスター…聞こえるか……」
「う、ん……ぁ……だめ……イエヤス…ぅ……」
ぐちゅぐちゅ、とわざとらしく上下に動かして水音を立てると、マスターの顔は真っ赤になった。
焦らしから生まれたもどかしさで身体中が切なくなっていく。
「……ゆくぞ…」
イエヤスは手を添え、自身をマスターの中へと沈めていった。
ずぶずぶ…っ……
温かな蜜壺に銃身が沈みこみ、快楽に火がついた。