千銃士【Noble Master Project】R18
第3章 イエヤス(R18)
「……マスター………何だか…不思議な、気分だ……」
「……うん…私も……」
目を伏せ、汗ばんだ手を再び握り返しながらため息混じりにイエヤスが言う。
「……マスター…あなたが……欲しくて、たまらなくなって…くる……」
「イ、エヤス……んんっ……!」
そのまま唇を塞がれる。
今度は奥深く。唇から舌を割り入れられ、口内を貪られる。
「…っふ……んん……」
たどたどしいその舌先を受け入れながら、絡ませる度に、身体の奥が温かくなっていく。
召喚した時の、身を焼くような熱さではなく、全身を包み込むような温かさが広がった。
(……あったかくて…気持ちいい……)
ずっと…こうしていて欲しい……。
「……ん………っ…イエ、ヤス……」
「……マスター…つらくは、ないか……」
優しい瞳が、熱を帯びながらもこちらを労わるように尋ねてくる。
「うん……すごく…あったかくて……」
「そうか……安心した」
安堵の笑みを浮かべたイエヤスは、再びゆっくりと唇を重ね…そのまま沙優の服のボタンに指を掛けていった。