• テキストサイズ

【ヒロアカ】私たちには余裕がない。

第9章 訪問中。


爆豪side───---


予鈴がけたたましく鳴る。

俺の方を向いてペラペラくっちゃべってたアホ面も、自分の席に帰っていった。

程無くして、イレイザーヘッドが怠そうに教室に入ってきた。

いつにも増して暗ェ顔だな。


「今日、『進路希望調査書』提出日だからな。締切厳守って分かってるよな」


‥‥‥


‥‥‥あ。



ほぼ空の机の中は、どう見たって目当てのものはない。

クルクルと記憶を巡ると、そういやあいつの部屋で一回読み直した記憶に辿り着いた。

‥‥‥あー、クソ。


「あー! 俺忘れたー!!」


アホ面が悔しそうに嘆く。

あいつと同類かよ。


「忘れた奴、一回家帰ってでも出しに来いよ。逃げたらどうなるか分かってんだよな」


‥‥‥ついてねぇな。


/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp