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あの日、あの時、路地裏で。

第2章 路地裏イチャイチャ in ゲルガー



「う”ぅ”ぅ”」

「おい、本当に大丈夫か?」

「あ”い”」
「だ”い”し”ょ”う”ふ”れ”す”」


おいおい、さっきから全部に濁点ついてるぞ。
どう見たって大丈夫じゃねぇよ。



まぁ、めちゃくちゃ飲んでたからな、酒。

どれくらいかっつーと、俺と同じだけ。

だから飲めるもんだと思ってたんだが…
そうでもないのか?



「お前、普段どんだけ飲むんだ?」

「……」

「…?大丈夫か?」

「………ん」

「ん?」

「ぜんぜん、飲めません」



「は?」



おい、ウソだろ?
あんなに飲んでたぞ?
俺と同じだけ飲んでたぞ?

そんなヤツが、実は全く飲めません。って?


「もしかして、無理やりか?」


無言で頷きやがった…


「おま、馬鹿か!!!」

「!?」

「酒ってのは、無理して飲んだって意味ねぇんだよ!んな無駄なことすんじゃねぇ!!!」


勿体無いことしやがって…!
それに、無理したっていい事なんて何もない。
現に、とんでもなく辛そうじゃねぇか。



何、考えてんだよ、コイツは…


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