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あの日、あの時、路地裏で。
第6章 おまけ
「……、…エルヴィン?」
熱い。
エルヴィンの指も、その熱が伝わっている自分の指も。
「ナナバ……
今夜、私の部屋に来なさい」
「!!」
「火を点したのは君だ。
責任は取ってもらわないと、ね」
頷くかわりに。
熱く優しい指先を、ナナバもまた優しく握り返したのだった。
おしまい
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