第7章 「SBK」~二次審査~
「…は…るか…、晴花…!」
「!!…あ、あれ…?」
「こんなとこで、寝たら風邪ひいちゃうよ?」
どうやら私は、あれから眠っていたようだ。
ひまたんに起こされて、はっとする。
「ごめん、ひまたん…。気をつける。」
「ふぁ~…晴花~、風邪には気をつけろよ~。」
と、ゆっきーは目をこすりながら言った。
寝ぐせをつけて、たぶん今起きたのだろう。
「お前…風邪ひいたら、無理しちゃうから…。
だから、絶対ひくなよ?」
「……///」
(なんかいつもより、ゆっきー優しくね?
調子くるう…。
さっきのこともあったし…、はっ!
…さっきって…!///
何、自分で思い出させてんのよぅ!///)
「う、うん。分かった、気をつける///」
私は恥ずかしさのあまり、顔をふせて返事をしてしまった。
…というか、絶対ゆっきーの顔見れない!
見たら、キスしたこと思い出して、顔が赤くなるから…///
ゆっきーは風邪をひいてしまったけれど、
私は恋の病にかかってしまったようです…///