第7章 「SBK」~二次審査~
「好きな人とかのこと考えると、顔が熱くなるじゃん?」
「うんうん!」
「それって、『恋の病』にかかってるからだよ~!」
「恋の病…?はっ!これか、このことか!!」
私はひまたんの言ってることが、分かった気がした。
(私…、ゆっきーのこと、好き?なのかなー?)
「う~ん…。」
「はひぃ…っ!!……なんだ、寝返りか…。」
1人で恋について、もんもんと考えていたため、ゆっきーの寝返りにびびってしまった。
(それにしても、ゆっきーの寝顔って初めてみたかも…。
長いこと一緒にいるけど、意外と可愛い顔してんだな…。
……って何考えてんだ私!!)
ぶんぶんっと頭を横に振る。
「はぅ~…。」
ぼふっと音をたてて、ベッドに顔をうずめる。
「…ゆっきーにキスされてから、おかしくなっちゃった、かも…///」
私は、自分にしか聞こえない声で呟いた。