第7章 「SBK」~二次審査~
私がこの状況を理解したのは、あれから数分がたったあとだった。
「きゃーー!きゃーー!きゃーー!」
小声で叫びながら、床を転がる。
「どうしよう、ゆっきーとキスしちゃった…。
私、初キス、しふっふおー(しちゃったよぉー)///」
両手で口を抑えて、足をバタバタさせる。
今すぐ大声で叫びたいが、ゆっきーが起きてしまうため、そうはできない。
「どうしよう、どうしよう…。
たぶん今、顔がヤバい…。
スッゴい熱いもん…!
私、何かの病気にかかっちゃった?!」
そう思っていると、作詞しているときのひまたんの言葉が、こだました。