第6章 恋の歌
「…あなたのハートも私のハートも、ドキドキドッキン!……あなたのハートに、ラブラブビーム…。こ、これって…。」
「そう、さっきゆっきーにとられたやつ。ど、どう…?」
「どうもこうも。ふっ、はははは~(笑)」
「ひまたんっ、笑わないって言ったじゃーん…///」
「ごめんごめん!いや、真面目な顔をして書いてると思ったら、まるで魔法の呪文みたいな歌詞だから可笑しくて(笑)。」
「…これでも、真面目だよー。」
(いかん。これ以上笑うと晴花がへこんでしまう。)
私はアドバイスをすることにした。
「え、えっとー…、詞を書くときは飾らなくていいんじゃないかな!」
「飾らない?」
「うん、ありのままの晴花が恋について、思ってることを書いていけばいいんじゃない?」
「ふむふむ…。」
晴花は、シャーペンを握った。
でも、それもつかの間。
「よし、作詞のためにも初恋の話をしよー!」
「は、初恋~~?!!」