第6章 恋の歌
話し合いが進んで、歌詞は誰が書くかについて話していた。
「私、ぜっったい歌詞書く!」
この発言から晴花の強い意志が伝わる。
「いや、晴花が書いたら変な歌詞になるよ…。さっきのなんか、ドキドキドッキンとか…」
「わーわー!///それ以上言うなー!!」
晴花は顔が真っ赤だ。
雪ちゃんは、面白がって晴花をからかい続ける。
「ハートがどっかん…(笑)」
「やめろー!!///」
「ゆ、雪ちゃん…!その辺で…。」
「~~~…!。んじゃ、ひまたんと歌詞書く!」
(ん?)
「それなら、いいでしょ?」
「え?!ちょ、ちょっと待って!私、歌詞書くなんて一言も…」
「まぁ、ひまが一緒ならいいか。な、あっきー?」
(え…!?)
「うん。2人が歌詞書くなら、オレとゆっきーで曲つけよう!」
「えぇ~!?」
ぼーっとしてたら、いつの間にか決まってしまっていた。
「ひまたん、頑張ろうねっ!」
晴花の笑顔が無性に痛い…。
「うっ…、自信ないよぅ…。」
「そうと決まれば、今日から考えないとね、うん!今日練習終わったら、いつものファミレス行こ!」
「私の話、聞いてないし…。うぅ…」
私はただただ、不安が募るばかり。