第4章 「SBK」~一次審査~
「一次審査のテーマは……『応援ソング』。テーマに合った曲を演奏し、それをCDに録音して郵送…だそうだ。」
「お、今回は応援ソングか!」
「一次審査で応援ソングって、今回で二回目じゃない?」
「ね、ね。去年とか、どんなテーマだったの?」
疑問に思った私は、みんなに尋ねた。
「去年は確か…、恋がテーマだったよな!」
「うん!それで、ゆっきーが晴ちゃんの詞に色々、言ってたよな(笑)」
「そうそう!なぜかゆっきーだけ、文句ばっか言ってさー。大変だったよぅ…(笑)」
「おい!オレのせいかよ(笑)」
「あははは!2人は本当に仲良しだね!」
「「全然っ!仲良しじゃないし!」」
「あははは~!」
私の言葉に2人が同時に反応したため、私は笑ってしまった。
すると秋ちゃんが、口を開いた。
「お楽しみのところ、申し訳ないけどそろそろ一次審査のことについて、話し合おう?」
「うん。」
「そうだね。」
私達は応募する曲について、話し合うことにした。