第3章 season
「バンド名は、【マカロン】だよ!」
晴花がすかさず答えた。
(マカロンか…。なんか、可愛いバンド名!)
と、思っていると雪ちゃんが
「なぁなぁ、そのバンド名変えねー?」
と言った。
雪ちゃんの突然の発言に晴花は、
「えーっ!可愛いバンド名なのに?!」
と驚いていた。
「なんか甘々な感じするからな…。もっとかっこいいのにしようぜ!」
「ゆっきーは変な名前付けるから、やー!」
「何だよ、変な名前って!」
(また、始まった…。晴花とゆっきーは仲がいいのか、悪いのか…よく分からん。
でも、これがケンカするほど仲がよいっていうのかな…?)
「また、始まったね…。」
と、秋ちゃんは私に言った。
「そうだね…。この2人って、いっつもそうなの?」
「うん、昔からだよ。いつも、2人で言い合って…挙げ句の果てに、『あっきーは、どっちがいい?!』ってくるんだ(笑)」
秋ちゃんは微笑みながら答えた。
「そうなんだ(笑)3人は昔から、とっても仲がいいんだねっ!」
と、感心していると秋ちゃんの言った通り、晴花と雪ちゃんが
「「あっきー、ひまたん/ひま!2人はどう思う?!」」
と、言った。
「そら、オレの言った通りだろ?」
「うん、ほんと!…ふふふ。」
秋ちゃんの言った通りになったため、私はおかしくなって笑ってしまった。