第3章 season
次の週の土曜日親睦会をするため、以前晴花と行ったファミレスに、私達4人は集まった。
「ご注文は何になさいますか?」
店員の問いかけに、晴花が答える。
「えーっと…、ミックスピザとフライドポテト、いちごパフェ、チーズケーキ、抹茶アイス、チョコレートケーキお願いします!!」
「はい、かしこましました。少々お待ち下さい。」
店員はそういうと、私達の前から立ち去って行った。
「……。」
秋ちゃんは、口を開けてポカーンとしている。
「おいおい…、食欲は昔から変わらないみたいだな…。」
雪ちゃんも驚きを隠せない。
「いいじゃん、お腹すいたんだから…。」
と晴花は言った。
「お待たせいたしました~。フライドポテトでございます。」
そう話していると、フライドポテトがきた。
(そういえば、バンド名って何だろう…?聞いたことなかったな。)
私は疑問に思ったため、みんなに尋ねた。
「ね、ね。私達のバンド名って、何ていうの?」