第13章 恋の行方~ひまわりと秋人~
……
「あの…」
「あの…」
私達はほぼ、同時に話し出す。
「どうぞ、ひまちゃん。」
「あ、いや。秋ちゃんからでいいよ!」
お互いに、譲り合いをしていると
ぐぅぅ~~っ
「あ…。」
私の腹の虫が黙っていなかった。
秋ちゃんに会って、お腹が空いていたことを忘れていた。
「……ぷっ…くっくっ…。」
「え?!」
秋ちゃんは笑いをこらえていた。
「ちょ、笑わないでよぅ…///」
「ごめん、ごめん。
いやー、やっぱりひまちゃんは面白いなぁ。
そういうとこ、大好きだよ。」
「…!?///」
(い、今、大好きって…言った?!
しかも、ちょっと微笑んで…///)
「……るよ。」
「え?」
「秋ちゃんのそういうとこ、かっこよすぎるよ…///」
「…!!」