• テキストサイズ

START☆LINE

第11章 恋の行方~カイルと柑菜~


「あの…気に入らなかったら……、「これ可愛い!!ありがとう、カイルくん!!」

「気に入ってもらえて、良かった。……やっと、笑ったな。」

「え?」

カイルくんは、私の顔をじっと見て言った。

「オレと会った時、お前元気なかったから。」

(私、カイルくんには笑顔でいたつもりだったのに…。)

私は自分のことを見抜かされていて、少し驚いた。

「それに、お前迷子だろ?迷子のお子ちゃまは、迷子センターに行かなきゃダメだろ(笑)」

カイルくんは意地悪に笑って言った。
これも、どうやら見抜かれていたようで、ちょっと悔しい…。

「お、お子ちゃまじゃないなの!」

私は口を尖らせて言う。


するとその時、


「あ、柑菜いた~!」

玲菜と杏菜が私を見つけて、やってきた。

「もぅ、勝手にいなくなってダメでしょ。」

ポコッ

「いたっ!」

杏菜から軽いげんこつをくらう。

「まぁでも、見つかって良かった!」

玲菜が安心した表情で言った。

「あの、このバカ柑菜がお世話になりました。」

「あ、杏菜!バカは余計なの!」


「あはは~!三つ子ちゃん達は、面白いね!」

(カイルくんって、こんな風に笑うんだ…!)

私はカイルくんの笑顔を見て、少し頬が赤くなる。


/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp