• テキストサイズ

START☆LINE

第11章 恋の行方~カイルと柑菜~


(カイルくんって、こんな可愛い店に来たりするんだ…。なんか意外なの。)

私はそう思った。

「う~ん…、これじゃないなー。」

カイルくんは、キーホルダーを選んでいるようだ。

(私は歌ってるカイルくんしか知らないから、
こんな姿のカイルくん見るの、なんか新鮮なの!

でも、わざわざこんなとこ来て買うってことだから…、もしかして彼女とかにやるのかな…?!)

「カイルくん、彼女いたのー?!」

私は思わず大きな声を出してしまった。
周りの人に見られて、慌てて口を塞ぐ。

幸い、カイルくんには聞かれていないようだ。

(なんか…、ショックなの…。)

私がそう思ってるとは知らずに、

「ごめん、お待たせ!」

と言って、私のところに来た。

「あ、全然。大丈夫なの!」

カイルくんの前では笑ってるけど、内心はやっぱり悲しかった…。



/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp