第2章 出会い
ガチャ…
「こんにちは…」
私は部屋のドアをゆっくりと開けた。
「あ、ひまたん!待ってたよ~、いらっしゃい♪」
部屋には晴花がいて、椅子に座って足をパタつかせながら言った。
「隣座りなよ!」
「うん!」
晴花に言われて、隣に座る。
「よし、ひまたん来たから皆を紹介するね!」
晴花はそう言うと、2人の名前を呼んだ。
「……あっきー、ゆっきー!こっち来てー!」
「うぇーい」
「はいはーい」
晴花の呼びかけに、ほぼ同時に返事をする2人。
(あっきーとゆっきー……どっかで聞いたことあるような…?)
そんなことを思っていると、2人が私達の陰から現れた。
「!!」
「「あー!、さっきの!」」
「え、何々!?知り合い??」
私の前に現れたのは、そう。
カラオケで会った2人だった。