• テキストサイズ

START☆LINE

第8章 雨の日


私はあれから晴花のギターを持ち帰り、家でも練習することにした。

「コードって、こんなにいっぱいあるのー??
晴花は簡単そうに弾いてるけど、こんなに難しいなんて思わなかった…。」


決勝戦まで、ギター弾けるようになるのかな…?
まず、決勝戦までに晴花が死んじゃったら…?

「そ、そんなの…。やだよぉ……。えーん!ひっく……っ…。」

頑張らなきゃいけないのに、晴花のことが心配で心配で練習に身がはいらなかった。

私は、ギターを持ったままベッドに倒れ込む。
さっきまで気づかなかったけど、身体がすごくダルい。
疲労を感じた。


「ふぇ、…ひっく…。晴花…。」

次々流れる涙は、私の頬をぐっしょり濡らす。

しばらくすると、急に睡魔が襲ってきて私は眠ってしまった。




/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp