第7章 「SBK」~二次審査~
三つ子ちゃんの1人が、少し怯えていた。
2人の陰に、身を潜めている。
「あ、怖がらせてごめんなさい…。」
私はみんなに謝った。
「いえ、大丈夫です!柑菜は少し、人見知りなだけなんで…。気にしないで下さい。」
「はい、玲菜の言うとおりです。」
柑菜ちゃんと呼ばれる子意外の、玲菜ちゃんと杏菜ちゃんが私をフォローしてくれた。
「ありがとう!……ん?」
お礼を言うと、柑菜ちゃんが私のそばに駆け寄ってきて、
「名前なんていうのですか?」
と聞いてきた。
「私は、ひまわり。木野ひまわりだよ。よろしくね!」
私は笑顔で答え、握手しようと手を伸ばす。
柑菜ちゃんは最初は恥ずかしがっていたけれど、私の手を握ってくれて
「わ、私…柑菜…。よ、よろしくなの…///」
と、照れながら挨拶をしてくれた。
(か、可愛い~っ!!柑菜ちゃんの笑顔で、世界が平和になるわ~。)
私は心の中で、そう思った。
「挨拶が遅れました…。初めまして!すとろべりぃ~のリーダーで、長女の玲菜です!」
「同じく…、すとろべりぃ~の次女の杏菜です。」
2人も挨拶をしてくれた。
私も、よろしく~と言葉を交わす。