第7章 「SBK」~二次審査~
ひまわりside
…そしてついに、二次審査の日がやってきた。
会場にいくと、たくさんの応募者がいた。年齢や性別は見事にバラバラ。
(ここにいる人はみんな、一次審査を突破してきた人達なんだ…。)
そして、私達seasonも突破してきた。
(今日は全力を出し切って頑張ろう!)
私は拳を握って、そう思った。
でも…、
(うっ…、やっぱり緊張するよぅ…。)
そう思っていると、
ドンっ
誰かとぶつかってしまった。
「あ、すみません…。」
「いえ、大丈夫です。こちらこそ、すみません。」
私が謝ると、その女の子は笑顔で答えて立ち去っていった。
たぶん、高校生くらいの年頃の子かな?
制服みたいな衣装着てるし。
「あっ、あの子達やっぱりいるね~。」
と、晴花が言った。
「あの子達??」
「うん。今、ひまたんがぶつかった子ね、『すとろべりぃ~』って名前のガールズバンドの1人だよ!」
「へぇ~。」
「すとろべりぃ~は全員で3人いるんだけど、三つ子ちゃんで、可愛くて人気があるんだ!」
「へぇ~、三つ子ちゃんか!」
「他にも、常連さんはいるぞ。」
そう言って、秋ちゃんが色々教えてくれた。