第7章 崩れる平和
待ち合わせのお茶屋さんの前に行くと、凄く綺麗な女の人がちょこんと座っていた。
(ほわぁ///綺麗な人///)
私が見入っていると、こちらに気づいた綺麗な人が近づいてきた。
「もしかして、貴女が美桜ちゃん?」
「ふぁい!って貴女がお香さんですか?」
「鬼灯様から聞いた通り可愛い人ね。」
ふわっと笑うお香さんは、凄く綺麗で、気持ちがふわふわしてお酒に酔った感じに似ていた。
私は、閻魔様に頼まれた書類を、お香さんに渡して、一緒にお茶とお団子を食べた。
「地獄の生活は、どう?慣れた?」
「色々勉強になる事が多くて、日々楽しいです!鬼灯さんに色々お世話になってるので、頑張らなきゃ!」
私がガッツポーズを、取りながら話すと
「ふふっ、それにその着物よく似合ってますよ。私のお下がりだったから心配したけど大丈夫そうね。」
「お香さんがあの時用意してくれたんですか⁈有難う御座います!大事に着てます!」
「ふふ、それは良かった。」
ふわふわとした気持ちになってると、お香さんがそう言えばと口を開いた。