第7章 崩れる平和
地獄の生活が始まって3ヶ月が経とうとしてた。
最近鬼灯さんは、現世と地獄を行ったり来たりしてるから、代わりに私が、鬼灯さんの仕事をするのが増えていた。
(鬼灯さん徹夜が続いたり、視察したりちゃんと休めてるのかなぁ…)
私は、そんな事を考えながら閻魔様にお使いを頼まれて衆合地獄に向かっていた。
衆合地獄の獄卒さんと待ち合わせているので向かう途中走ってきた人とぶつかってコケそうになった。
「ぬわっ!」
私は、受け身で何とかコケなかったけど、ぶつかった人がペコペコ謝っていた。
「本当大丈夫ですよ!私も急いでいますので、お互い気をつけて歩きましょうね!」
そう言って私は、その場を後にした。
「…つけ…た…」