第13章 薬剤
「それは、其方が白龍だからそう思うのじゃよ。」
突然後ろから、知らない声が聞こえ振り返るとそこには鈴奏と白澤と見知らぬ初老の男性がいた。
「白澤様!どこ行ってたんですか?」
「ちょっと野暮用でね。龍寿くんやっぱり龍族の末裔だったんだね。」
そう声を掛けると、ぼん!と元の姿に戻る。
「やっぱ気づいてたんですね。」
「確信はなかったけど、あさひちゃんを見た時にねぇ。」
「私ですか?!」
「あさひ、生まれ故郷での白神伝説あったじゃろ?あれから儂等も調べておったんじゃが、どうやら白神は存在してたみたいでのぅ。」
「どうゆう事ですか…?」
「それは、我が説明するでのぅ。」
そう言い初老の男性は語り出した。