第2章 全ての終わりと始まり
猫達の後を追いかけていくと、真っ赤な彼岸花が一面に咲いている場所に着いた。
「こんなに彼岸花が咲いている所があったんですね。何故ここに?」
猫達は、彼岸花の中を進んでい、彼岸花の中心まで行くとそこには女の子が横たわっていた。
「亡者…でしょうか?でも着ているものが現代の服ですよね?この子は、一体…?」
横たわる女性を起こそうと、向きを変えた時、鬼灯は驚いた。
自分と同じ様におでこから2本の角が生えていたのだ。
私と同じ角の生え方…初めて見ました…
「鬼ですよね?現代の服という事は、つい最近死んだ方という事になるのでしょうか?でも、何故ここに…?」
鬼灯は、んーと唸りながら考えていると、女性が目を覚ました。
「.……あれ…?私に怨み殺す力をくれる、死神は?」
目を覚ました女性は、何ともへんちくりんな事を言うので鬼灯は、驚いて目を見開いていた。