第4章 検査
2人が戻ってくると、深刻そうな顔をして私の側に座った。
「美桜ちゃん、今から話す事落ち着いて聞いてね?美桜ちゃんのお腹の中調べたら赤ちゃんがいたんだけど、成長が3ヶ月ぐらいで止まってたんだ…もぅ、死んじゃってて、赤ちゃんを取り出さないとどんどん腐敗して、美桜ちゃんの命も危ない状態なの。」
えっ!赤ちゃん⁈そんな…嘘でしょ…そう言えば最後に生理来たのいつだったっけ…?
美桜は、色んな思いが入り乱れ俯向きながら震えていた。
そんな美桜を見てそっと肩を抱き優しく頭を撫でる鬼灯に、少し白澤は、イラっとしたが、話を続けた。
「今から美桜ちゃんのお腹に、僕の妖力を流して赤ちゃんを、取り出す。少し違和感があると思うけど我慢してね?」
「…分かりました…」
私は白澤さんの指示に従った。