第4章 検査
「こんのっ朴念仁!毎度毎度いい加減にしろよ!これから良い所だったのに!!!!!」
白い頭巾に白衣を着た、鬼灯さんによく似た男が騒ぎながら入ってきた。
「相変わらず煩いですね。美桜さんこいつは淫獣なので、気をつけてください!」
鬼灯さんにそう言われると、私の顔がどんどん青ざめていった。
「お前良い加減にしろよ!彼女怖がっちゃったじゃん!你好很高兴认识你!初めまして、僕は白澤!薬剤師をやってるよ!」
「美桜さんこいつは中身は淫獣ですが、脳みそは確かなので安心してください。」
(それは、安心できるのか…?)
「よっ宜しくお願いします…。」
「美桜さん少し待ってて頂けますか?来い白豚。」
そう言うと鬼灯さんは、白澤さんの首根っこを引っ張り廊下に出て行った。
暫くすると2人は戻ってきて、
「お待たせ!大体の事情はこいつから聞いたよ。嫌かも知れないけど念の為、身体見せてもらうね?」
そう言われて美桜は、分かりましたと言い着物を脱ぎ下着姿になった。